【PSW仕事】福祉の仕事相談に行ってみた

WORK

精神保健福祉士の国家試験合格後、相談員として精神科病院に勤務していました。

先日、最寄りのハローワークで「福祉・介護の仕事就職相談」があったので興味があり参加してきました。

事業者のブースがたくさん出るような、いわゆる就職相談会ではなく、専門相談員の方と1対1でお話しできる形式でしした。

精神保健福祉士が福祉分野でどのような求人があるのか関心がありました。

当然地域差があり、キャリアによっても求人状況は異なります。

あくまで私個人の感想ですが、ただ資格を持っているだけでは福祉分野でPSWとして仕事を探すのは不利ではないかということでした。

詳しく述べていきたいと思います。

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障害者分野のご提案

相談に乗ってくださったのは、福祉人材センターの専門相談員の方でした。

自分が社会福祉士と精神保健福祉士の資格を持っていること、これまでの経験を伝えて、福祉分野の精神保健福祉士の求人状況などについて相談に乗っていただきました。

まず、福祉の仕事について、施設種別ごとに児童・障害者・高齢者に大きく分かれることを説明され、PSWの資格を活かすなら精神障害者の方を支援する障害者分野のご提案をいただきました。

障害者支援のおもな事業所は下記のとおりです。

  • 就労移行支援事業所
  • 就労継続支援A型事業所
  • 就労継続支援B型事業所
  • 生活介護事業所
  • 施設入所支援事業所
  • グループホーム など

しかしサービス管理責任者や相談支援専門員の資格がなければ求人は限られてくるようです。

私はそのどちらの資格も持っていません。

サービス管理責任者と相談支援専門員について簡単にご紹介します。

☆サービス管理責任者
・個別支援計画を作成できる
・実務経験5~10年
・指定の研修を受けた者

☆相談支援専門員
・サービス等利用計画が作成できる
・実務経験5年
・指定の研修を受けた者

就労継続支援事業所(A型・B型)では、サービス管理責任者の配置が義務付けられています。

職業指導員や生活支援員も配置はされていますが、ともに資格は不要とされています。

具体的な施設種別

就労場所としてご提案されたのは就労移行支援事業所、地域活動支援センター、グループホームでした。

以下が簡単な施設紹介と、相談で印象に残ったポイントです。

就労移行支援事業所

一般企業等への就労を希望する65歳未満の障害者の方に、一定期間、就労に必要な訓練などのサービスを提供する事業所です。

・株式会社の運営母体が多い
・正規の求人が比較的多い
・転勤がある場合がある
・営業出身など福祉以外の方も多い
・営業の仕事が含まれる場合がある

地域活動支援センター

障害者の方に、創作的活動または生産活動の機会などのサービスを提供する事業所です。

・NPO法人の運営母体が多い
・地域に根差したサービスを提供していることが多い

グループホーム

障害者の方が、共同生活をする住居において、相談やその他日常生活上の援助を行います。

・NPO法人の運営母体が多い
・パート求人が比較的多い

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相談に行った感想

感想

読者の方はどのように感じられたでしょうか。

私は、専門相談員の方をお話をして、ただ資格があるだけでは福祉分野では選択肢が限られるように感じました。

すでに介護や福祉の現場で実務経験を積んでいる方は有利かもしれませんね。

全くちがう分野にいて、これから精神保健福祉士の勉強を始める方は知っておいていいかもしれません。

精神保健福祉士の通信課程では、確かにケアマネの方や福祉の現場経験が長い方もいましたが、全くちがう分野でお仕事をされていて、新たに精神保健福祉について学び始める方もたくさんいたと思います。

一方、医療分野で探すとまた変わってくると思います。

精神科病院の採用は、転職エージェントを利用して紹介されました。

精神科病院のほかに、精神科病院が運営母体の就労継続支援B型事業所も同時期に紹介してもらいました。

精神保健福祉士としての求人でした。

資格を取ってから医療分野におり、今回の相談が自分にとっては意外な結果でしたのでシェアさせていただきました。

精神保健福祉士については、下記の記事でもご紹介しています。

転職エージェントサービスを利用した就職については下記でご紹介しています。

よろしければ併せてご覧ください。