【精神障害者の生活支援システム】得点ポイントを合格者が公開

PSW勉強法

精神保健福祉士国家試験受験予定の方向けに、専門科目の重要項目を何回かに分けてお伝えしています。

今回が専門科目個別の最終回です。ここで点を落としたらもったいない!という大事なポイントばかりですので、ご参考になれば幸いです。

本文へジャンプ→【精神障害者の生活支援システム】押さえるべき得点ポイント

私自身についてご紹介します。福祉系学部を卒業後、社会福祉士を取得。その後、地方公務員を経て精神保健福祉士養成の通信課程に入学しました。

共通科目の免除を受けられたため専門科目のみで精神保健福祉士国家試験を受験し、スクーリング以外は過去問を中心に勉強して2018年に合格基準点を大幅に上回り合格することができました。

合格までの勉強法は過去記事でご紹介しています。

精神障害者の生活支援システム 第3版 (新・精神保健福祉士養成講座 7) [ 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟 ]
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【精神障害者の生活支援システム】押さえるべき得点ポイント

1.障害者基本法
2.ACT
3.障害者の権利擁護
4.雇用・就業支援事業
5.就労支援サービス

私自身、試験対策で全80門×8回分の640問を最低3回解きました。

ピックアップは私が考えた内容です。

具体的にどのことを指しているのかわかりやすくするため、一部自作ノートを公開しています。

自分用に作成したもので、他人の目で校正などは受けていません。

ノートは勉強するポイントの参考材料として見ていただければ幸いです。

障害者基本法

1993年(H5)の障害者基本法において、障害者の定義として精神障害は法律上ほかの障害と並んで初めて記載されました。

さらに2011年(H23)改正では、「発達障害」が精神障害の定義に明記されました。

精神障害者の法律上の定義について復習しておきましょう。

ACT

ACTはAssertive Community Treatmentの略称で、包括型地域生活支援プログラムともいいます。

ストレングスモデルに基づく入院によらない治療で、24時間365日でアウトリーチを展開するサービスです。

重度の精神障害者や頻回入院者、長期ひきこもりなどのケースにも対応が可能とされています。

障害者の権利擁護

障害者の権利や人権に関わる法律を整理しておきましょう。

下記では混乱しやすい箇所をまとめています。

障害者の権利擁護 まとめ例

雇用・就業支援事業

作成者のノート画像を貼らせていただきます。

雇用・就業支援事業 まとめ例

余裕があれば、障害者を雇用した場合の助成についても確認しておくといいと思います。

トライアル雇用助成金(障害者トライアルコース) :原則3か月間
トライアル雇用助成金(障害者短時間トライアルコース) :3~12か月間、10~20時間/週
特定求職者雇用開発助成金(障害者初回雇用コース) :従業員が45.5~300人の中小企業が対象。初めて障害者を雇い入れてから、3カ月以内に法定雇用率を達成すること
障害者雇用安定助成金(障害者職場定着支援コース) :柔軟な働き方、職場支援員の配置
障害者雇用安定助成金(障害者職場適応援助コース) :ジョブコーチによる支援

就労支援サービス

就労支援事業所に実習に行かれた方は、現場の体験があるため比較的覚えやすいと思います。

就労移行支援事業:原則2年+1年
就労継続支援事業所A型:最低賃金保証、雇用契約の締結/利用期間の制限なし
就労継続支援事業所B型:福祉的就労、雇用契約を結ばない形態/利用期間の制限なし

合計6回にわたりお伝えしてまいりました。

個々の専門科目は今回で終了ですが、次回は時事番外編として、出題に問われそうなトピックスを独自の視点でまとめました。

本試験では近年起こった事件に関連する事柄などが何かしら問われることがあるため、事件に関連する精神保健福祉面の対策などに注意を向けるといいと思います。

合格目指してがんばってください☆