こんにちは、ちあきです。
タイトルのとおり、今回のテーマはPSWとMHSWです。
結論からいいますと、PSWとMHSWは精神保健福祉士の略称です。
MHSWってなに?
いつのまに変わったの??
という声が聞こえてくるようです。
そういう私は先日この事実を知ったばかりで、寝耳に水とはこのことばかり、変更に驚いた者のうちの1人です。
きっかけは精神保健福祉士の友人からのメッセージでした。
「PSWって今、MHSWというのですか??」
子育てで離職中の友人は、仕事復帰に向けて情報あつめを始めて求人をみたところ、そのような求人記事を見つけたそうです。
そして現役(!)精神保健福祉士、保健所3年目の私に聞いてくれたのですが、私、大慌て。。
必死で情報を集めました。
スポンサーリンク
MHSWとは
MHSWとはメンタルヘルスソーシャルワーカーの略称です。2020年日本精神保健福祉士協会の総会にて、協会名称の英語表記と略称が「MHSW」に変更になりました。
変更の理由としては、精神保健福祉士の活躍が期待される場が精神科領域だけではなく、幅広い分野でメンタルヘルスの課題に対応することが求められる時代背景を反映してのようです。
関連ページをいくつかあたりましたが、「いついつこのような理由で変更しました」という正式な文書などがあるのかはわかりませんがそれらしきものは見つからず、2020年の総会で変更になったという事実がわかりました。
ちなみに私は日本精神保健福祉士協会の会員にはなっていません。
たしかにここ数年、MHSWが視界に入ってきてはいましたが、
「ふーん、メンタルヘルスの略なのか~」
くらいの認識で、まさかPSWである自分がイコールMHSWだとは思ってもいませんでした。
PSW名称について
PSWはPsychiatric Social Workerの略称で、精神保健福祉士が国家資格化される以前から長きにわたり親しまれてきました。「P」は専門職アイデンティティーの象徴でもあったため、変更の議論は長期にわたったようです。
たしかに現場ではPSWという呼び方が定着しています。
医療機関ではPSWは、MSW(メディカルソーシャルワーカー)と区別されるため、MHSWとMSWでは紛らわしくなりそうです。
歴史があり現場で浸透している以上、PSWを国内での略称としてそのままにして、英訳するときや外国人支援の際にMHSWと名乗ってもよかったのでは、とは私個人の考えです。
医療において病名の呼び名が変わることはまれにありますが、その場合は病名の表現が適切ではなくネガティブな要素があっての変更でした。
現在の「認知症」や「統合失調症」は変更されたあとの呼び名で、かつては痴呆症や分裂病と呼ばれていました。
PSW名称にネガティブな要素はなく、むしろ私自身はPSWという自覚のもとに仕事やブログに取り組んでいたので変更にさみしい気持ちがないといえばうそになります。
しかし実際2年あまりの間、保健所で精神保健業務に携わってきたにも関わらず、私を含む周りも変更について知らなかったということから、果たして今後MHSWが定着するのかという疑問も湧いてきます。
MHSWの自覚を新たに持ちつつ、PSWとしてのアイデンティティーは自分の中にあり続けると思います。
とり急ぎ、トップページのプロフィール欄にMHSWを追記してみました!